理論株価Webでは、「はっしゃん式 理論株価」を使用して企業価値を算出しています。
この評価モデルは、決算書XBRLから自動計算しており、次のような特徴があります。
・短時間で計算できる
・速報性に優れている
・決算結果を即反映・修正できる
・決算データのある全銘柄をカバーできる
・統計検証性に優れている
・ランキング・同業他社比較が容易
・過去からの推移を検証できる
・バックテストが容易
・株価チャートと合成できる
・金融知識なしの初心者でも使いやすい
・電卓ツールで手動計算できる
・業績予想から未来の株価も計算できる
■理論株価の過去5年見える化チャートはこちら
理論株価チャートRoom
■理論株価を手動計算できる「理論株価電卓」はこちら
理論株価電卓
■理論株価で未来の株価を計算できるツールはこちら
5年後株価計算ツール
■理論株価の統計検証サイトはこちら
理論時価総額マップ
当サイトの理論株価は、株式会社フィスコ運営のフィスコWebで採用されているほか、Yahoo!ニュースで配信されるなど、多くの個人投資家に利用されております。
フィスコ社のニュースリリース (2022/08/05)
株価は将来に対する不確実な期待を反映して大きく変動します。一方で理論株価は、期待の要素を平均化したあるべき企業価値を示します。
理論株価を参考指標とすることで、初心者の方でも適正株価を考慮した株式投資が可能です。
①割安・割高の基準として使う (特に割高な株価で買わないため)
②決算評価の基準として使う (決算前後の理論株価の変化をみる)
③未来の企業価値を計算する (未来の決算を予測する)
理論株価Webでは、適正株価に加えて、上限株価(割高ライン)や下限株価(割安・解散価値ライン)も提供しており、売買判断の参考としていただけます。
同じ決算内容であったとしても、将来への期待感や社会情勢によって市場評価は異なるのが常。理論株価と株価を比較することで、統計的な目安からの乖離、すなわち需給や熱量を推定することができます。
■割高ラインを超えた割高株
市場期待が高く人気化しているが、期待の理由を知らない初心者にはリスクがあります。
■割安ラインを下回った超割安株
期待されていない不人気株。割安原因が解消しない限り、上昇の可能性は低い銘柄です。
■理論株価と株価が近い銘柄
適正に近い評価を受けており、決算等で理論株価が変化すると連動しやすい銘柄です。
初心者が投資対象としやすいのは、株価と理論株価が連動して上昇傾向にある適正株価付近(割高ではなく、割安過ぎでもない)の銘柄です。
理論株価を根拠として買った場合でも、損失になることは珍しくありません。想定を超えた損失が発生した場合は、損切りすることが大切です。
株価が理論株価より安いことは割安の証明ですが、それだけで株価が上がるとは限りません。
より重要なことは、今後の決算で理論株価が上昇するかどうかです。理論株価が上昇していく(期待がある)と株価も連動して上がりやすくなります。
■投資家がやるべき事
1.株価と理論株価を比較して割安・割高を判断すること
2.未来を予測して理論株価の持続的な上昇が見込める投資先を探すこと
手間のかかるバリエーション算出コストを理論株価で簡素化し、より重要度の高い未来の企業分析に時間をかけるために理論株価Webをご活用いただければ幸いです。
資産価値
1株純資産を基準とした資産価値の評価指標です。
事業価値
1株利益、ROA・ROEを基準とした事業価値の評価指標です。
理論株価
資産価値+事業価値で算出する企業価値の評価指標です。
上限株価
資産価値+(事業価値×2)で算出する企業価値の上限指標です。
収益評価(事業価値比率)
事業価値÷理論株価から算出する収益力の評価指標です。
超高収益型、高収益型、標準収益型、低収益型、超低収益型に分類されます。
下落余地
資産価値までの株価の下落余地をあらわす指標です。
上昇余地
理論株価までの株価の上昇余地をあらわす指標です。
上昇上限
上限株価までの株価の上昇余地をあらわす指標です。
株価水準
理論株価を基準に算出する株価水準の評価指標です。
超割安、割安、やや割安、適正株価、やや割高、割高、超割高に分類されます。
市場リスク
PBRを基準としたリスク切迫度をあらわす指標です。
正常、ほぼ正常、要認知、要監視、要注意、要喚起、要警戒、実質破綻に分類されます。
企業価値を資産価値と事業価値に分けて簡易的に評価します。
資産価値は1株純資産から、事業価値はPER15倍を基準にROEで補正した理論PERを求め算出します。
理論株価
理論株価=(資産価値+事業価値)-市場リスク
上限株価
理論株価=資産価値+(事業価値×2)
※上限株価には市場リスクは適用されません。
資産価値
資産価値=BPS×割引評価率(自己資本比率により割引評価)
80%以上:80%
67%以上:75%
50%以上:70%
33%以上:65%
10%以上:60%
10%未満:50%
事業価値
EPS×ROA×150×財務レバレッジ補正 (※ROA評価上限30%)
(PER15倍×ROA×10×財務レバレッジ補正)
※EPSは予想経常利益×0.7÷発行済株式数で算出します。
※財務レバレッジ補正により実質ROE評価(上限下限付き)となります。
財務レバレッジ補正
1÷[0.66 <= (自己資本比率+0.33) <=1 ]
レバレッジ1.5倍以下:1倍
レバレッジ2倍:1.2倍
レバレッジ2.5倍:1.36倍
レバレッジ3倍以上:1.5倍
市場リスク (※リーマンショックルール)
PBR0.5倍未満時のみ、市場評価を優先しリスク切迫度で割引評価します。
0.5倍以上:0%
0.41-0.49倍:-20%
0.34-0.40倍:-33%
0.25-0.33倍:-50%
0.21-0.25倍:-66%
0.04-0.20倍:-75-95% ((pbr / 5 * 50) + 50)
0.00-0.03倍:-97.5-99.5% ((pbr - 1) * 10 + 5)
リーマンショックルール
リーマンショック時に、増収増益の黒字企業が下方修正もないまま倒産したこと(株価は暴落していた)により、一定レベルを超えた株価下落時には、市場評価を最優先して企業価値を計算するルール。