倒産確率とは、過去30年280社の倒産事例から財務リスク(収益リスク、負債リスク、体力リスク)、市場リスク(事業リスク、株価リスク、規模リスク)の6つのリスク度で算出した倒産リスクの評価指標です。(株Bizオリジナル)
倒産には「財務の悪化」「株価の下落」という前兆現象があります。財務および株価の評価指標にリスク度のボーダーラインを設定することで、倒産確率を推定します。
財務リスク
・収益リスク
利益率 (ROA、ROE) からリスク度を評価します。
・負債リスク
自己資本比率からリスク度を評価します。
・体力リスク
純資産からリスク度を評価します。
市場リスク
・事業リスク
市場評価 (PBR) からリスク度を評価します。
・株価リスク
株価水準からリスク度を評価します。
・規模リスク
時価総額からリスク度を評価します。
リスク度は、適正およびリスク度1-5までの6段階で評価します。
財務リスク
・ROA (金融業はROE) *2
ボーダーライン:0.5%以上 (1%以上)
・自己資本比率 *1
ボーダーライン:20%以上 (金融業は4%以上)
・純資産水準
ボーダーライン:10億円以上
市場リスク
・PBR *1
ボーダーライン:0.4倍以上
・株価水準
ボーダーライン:100円以上
・時価総額水準
ボーダーライン:20億円以上
上場から1年以内の企業は資金調達直後でありリスクが少ないと評価し、倒産確率は算出しません。
ボーダーラインから外れるほど倒産確率が上昇します。
*1 純資産10億円未満の場合は厳しめ(基準比2倍)で評価されます。
*2 他にリスクが存在しない場合は軽減される場合があります。